目には見えないもの

神様なんて存在しないものを信じてどうするの?

よくある疑問

 こたえは「存在しないものを信じても問題なし」です。

 

アニメや映画やドラマや本をみて影響をうけて山に登ったり自衛隊に入ったり外国に行ったり絵を描いたりそんなふうに何かしたり、アニメや映画やドラマや本にでてくる綺麗でかわいい女の子や素敵でかっこいい男の子に恋をしたりするのに、神様だけダメってことはないでしょう。

影響を受けてやったことは、きちんとがんばれば、経験は身になるし、適当にやっていたなら何も身につかない。恋もおなじで、真剣になって、その人のために自分も大事にして張りあいを持って毎日をすごしていれば自分を成長させる。他の登場人物をけなし、その人物を好きだという人も攻撃するようなそんな狂った生活をしてしまえば自分をダメにする。

 架空の人物に恋をしても両思いにはなれないけれど、でも恋をしている・人を愛している自分のその生きる姿勢は変わりません。少なくとも、存在していないものだから何もない、無意味、無価値、無駄ではありません。

 

目に見えないけど確実にあって私たちに強く影響するものは他にもあります。

約束。契約*1。お金の貸し借りもそうです。

物理的に存在しないけれど、確実に私たちを拘束します。

無視すればひどいめにあいます。

存在しないけれど、しかし確実にあって強い力を持つ、そんな魔法のようなものは現代でも存在するのです。たぶん未来にもずっと。

現実を真摯に見つめるならば目に見えないものを軽視してはいけません。

目に見えないものを見ないのはまちがった物の見方です。

 

存在するものと存在しないものの違い

こうなってくるとどちらでもおなじではないか、おなじでいいじゃないかめんどくさいと思ってしまう人もでてくるかもしれませんが違いはあります。

存在するものは送り手と受け手がありますが、存在しないものは受け手しかありません。受け手が送り手を兼ねています。

これは、怪物がいたとして、怪物が本当に存在していれば、怪物が攻撃して傷つけられることがありますが、怪物が存在していないなら、怪物に攻撃されて傷つけられることはなく、怪物に傷つけられたようなことにしかなりません。見えない力はなにもせず、見えない力に影響を受けた人(たち)がなにかをするのです。

 

「それって心理効果じゃん」

心理は行動を起こす引き金です。人間は存在化・物質化のマシンです。

精神は、外界の存在すべてに覆いかぶさり、はみでて、それでもたりなくて盛りあがって重なりあって山になります。

精神の余剰である目に見えないものは存在するものと同等の力を及ぼします。

けして、あなどるなかれです。

 

 

 
 
 
 
 
 
 

*1:「僕と契約して、魔法少女になってよ」